はじめに
【RT拡散希望】
— よしの とおる (@tohruyoshino) 2020年5月30日
昔、一筆書きの星は人によって書き方が違うことに驚いたのでアンケートをしたが、母数が少なかったので、また試してみる。
皆さん、どこから書きますか。
リプ欄のアンケートから投票をお願いします。 pic.twitter.com/HDn8UaIhsu
昔、一筆書きの星は人によってスタートの位置が違うことを知り、大変驚いた。
その時はmixiだったかな、そこで調査をしたわけだ。
案の定、人によってスタート位置が違った。
今回はツイッターのフォロワーも増えてきてサンプルがたくさん取れそうな感じもしたので、もう一度調査をしてみることにした。
方法
Twitterの投票機能を使い、調査を行う。
基本的にスタートが決まればそこからは一筆書きなので、どこからスタートしどこへ行くかを調べる。
5つスタートがあって、それぞれ2つの方向に進むので、選択肢は全部で10通り。
Twitterの機能では1つのツイートで4通りしか投票できないため、3件連投し、10通りから選べるようにする。
Twitterの機能では4つの投票率が表示されるが、今回は3連投で調査するため、投票率から票数を調べていく。
結果
星の一筆書きどこから?
— よしの とおる (@tohruyoshino) 2020年5月30日
星の一筆書きどこから?
— よしの とおる (@tohruyoshino) 2020年5月30日
星の一筆書きどこから?
— よしの とおる (@tohruyoshino) 2020年5月30日
このままでだとそれぞれの投票数が分からないため、投票数を調べる。
以下は投票件数と全体における割合である。
- 1→4 ・・・120件(29.8%)
- 4→1 ・・・ 71件(17.6%)
- 1→3 ・・・ 19件( 4.7%)
- 3→1 ・・・ 5件( 1.2%)
- 4→2 ・・・ 14件( 3.5%)
- 2→4 ・・・ 6件( 1.5%)
- 2→5 ・・・ 9件( 2.2%)
- 5→2 ・・・139件(34.5%)
- 3→5 ・・・ 10件( 2.5%)
- 5→3 ・・・ 10件( 2.5%)
考察
1→4、4→1、5→2で始まる人が多く、合計すると81.9%。
全体の8割はこの3パターンのいずれかからスタートする。
スタート位置で見ると以下のようになる。
- からスタート ・・・139件
- からスタート ・・・ 15件
- からスタート ・・・ 15件
- からスタート ・・・ 85件
- からスタート ・・・149件
特に1,4,5でスタートすることが多い。
理由は以下の2点であると考えられる。
右利きの人が多い
世の中は右利きの人が多い。
その人たちが書くならば2,3からのスタートは不自然な動きになり書きにくくなる。
そのため左寄りの1,4,5にスタートが集中したのだろう。
文字の書き方に準じる
1つ目の理由とも重なるが、多くの人が日本語の文字の書き方に準じて星も書いていると考えられる。
多かった3パターンの中でも1→4と5→2は特に日本語の文字のパターンによく出てくる。そのためこの2つに集中したのだろう。
ただこの場合は5→3のパターンが漢字でいう右払いに相当するため件数が増えてもおかしくないように感じられるかもしれない。
しかし常用漢字を思い出してもらえれば分かる通り、横線と右払いが同時にある時に右払いから先に書く漢字は殆ど無い。
(因みに「殆ど」と言ったのは調べるのを怠っているからだ。感覚的には全くない。)
そのため5からスタートする時、殆どの人は2へ進むと考えられる。
1→4と5→2でやや5→2の方が多かったのも、この点が関係しているかもしれない。
結論
一筆書きの星の書き方で最も多いのは5→2のパターン。
殆どの人は1→4、4→1、5→2のいずれかでスタートする人が多い。
それは右利きの人が多いことや漢字の書き方に準じているからと考えられる。
終わりに
今回の調査で一番多いパターンを知ることができ、長年の疑問が晴れた。
吉野は1→4のパターンで描いていたため、このパターンが一番多いだろうと思い込んでいたが、そうではない事実が分かり、新しい知見が得られた。
また書き方の件数の偏りから文字の書き方との関連性が如実に出ていることが分かった。
そのため一筆書きの星は絵というより文字の延長として描かれているのではないか。
今回は考察の中で右利きの多さを上げたが、それならば左利きの人で分けて考えると違う結果が出るかもしれない。
しかし左利きも漢字の書き順は右利きと同様である。
右利きと左利きでの違いを集めることで、一筆書きの星を書く際は利き手の影響が強いのか、文字の書き方の影響が強いのか確かめることができるのではないか。
追加の調査が必要になる。
謝辞
今回の投票に参加してくださった皆様、ツイートを拡散していただいた皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。