趣味は何かと言われるといつも答えに困ってしまう。これと言って何かしているかと言えば何もしていないような気がする。
そんな中で人と話す中で比較的多くしていることがある。
それが漫画を読むことだ。
私は昔からよく漫画を読む。親がよく読んでいた影響もあるだろう。大人の今になってもよく読む。
最近はWEBコミックなどで手軽に読めるようになっているので、手に取りやすくて嬉しい。
その中で最近、注目している漫画が『リエゾン』だ。
児童精神科を舞台に、ヒロインの研修医・遠野志保が、院長の佐山卓らと、様々な心の病を抱える子供たちと出会い、解決策に向き合っていく。
内容としては上記の通りだ。子供の特性と向き合っていくあたりに職業柄共感することが多い。
さて6巻はまだ読んでいないのだが、書店で見かけた時に帯が非常に興味深いものであった。以下の通りだ。
「スカートをはきたい」と息子が言った時ー親子が直面する幼児期のLGBTQ+
なるほど、この巻はジェンダーに関することなんだな。
さて帯にある『「スカートを」はきたいと息子が言った時』の答えだが、個人的には簡単で「はけばいいんじゃない?」というものだ。そんなに難しく考える話でもない気がする。
ただ自分に子供がいたとして、上記のように言われた時を思いめぐらすと一つ懸念されることがある。
多分スカートをはいた息子はダサくなるということだ。
現在、メンズスカートというのは一般的でない。
となるとレディースのスカートで代用することになるが、当然男性が女性ものの服を着こなすのは難しい。
というか、わざわざ「スカートをはきたい」と言わせること自体が変だ。
多分、この言葉を言う子は性自認が女性ということになるんだろうけど、それはスカートは女性がはくものという考えが根底にあるからだ。
メンズスカートがあればそもそもにしてこのような言葉が出てこない。
そんなことをぼんやり考えながらスーパーで買い物をしていると、また面白いものが目に入ってくる。
それはスーパーの店員さんの服装だ。
男性の店員は上は白のポロシャツ、下は黒系のズボン。そして同色のエプロンをしている。前から見ると、エプロンはスカートとほぼ同じようなシルエットをしているが、全く違和感は無い。
この恰好をもうちょっとおしゃれにしていったら、普段着でも多分着られる。
つまり男性の骨格に合ったスカートという選択肢が無いのがいけない。
よく考えれば日本に洋装が輸入される前、日本人は和服を着ていたが、和服は構造的にスカートだ。日本人の男性がズボンだけを履き始めたのは歴史的にも近代以降なのでは?
性自認が男性でも女性でも、自分の体型に合った服というのを選びたいはずだ。性自認のことでなくても、デザイン的に女性物の方が好きな男性がいるし、男性物が好きな女性もいる。
ファッションは自由なわけだし、着たいものを着ればいい。
「スカートはきたい」の本質は、メンズスカートが無いせいで起きている。
https://zozo.jp/ranking/category/skirt/all-sales-men.html
ちなみにメンズスカートは無いわけではないが、まだまだこんなオシャレな形のものばかりだ。
もっとユニクロとかで買えるような雑なメンズスカートが欲しいんだよ。