【臨時休校】休校になった学校で教員は何をしていたのか教える【コロナショック】

臨時休校までの経緯

コロナショックで臨時休校になったが、現場の雰囲気はこんな感じだった。
tohruyoshino.hatenablog.com

 

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基本的にホワイトな環境

臨時休校になってからと言えば、圧倒的にホワイト環境になった

 

次の日がやれるから大丈夫だろうという空気と、

実際にそれができる時間が与えられたので、急いで仕事をすることが少なくなった

 

うちの学校の面白いところは、

かなり仕事熱心なわりに、みんな休みたがるところだ

普段であれば夜の8時、9時まで平気で多くの人がいる環境だが、

こういう時には時差出勤をしたり、年休をちゃんと使い切ろうとガンガン休んだりする。

 

今考えると理由が分かるのだが、うちの学校は大規模校なので

職員にしろ学年だけにしろ、全員が集まるのは結構難しかった。

 

そのため普段も打ち合わせをする時も「○曜日にしよう」とか、

時間設定をする文化が根付いていた。

逆に言えば、それ以外の時間はフリーだよというのが暗黙の了解であった。

 

勿論、そうじゃない打ち合わせとかの場合もあるのだが、

基本的に「自分に関わる会議設定がされていなければ、完全フリー」という考えがあったので、

休むことに関してかなり寛容な雰囲気であった

 

因みに職員同士の仲が良かったので、

昼休憩にはバスケやサッカー、野球などで遊んでいた

ベテランの女性とかもノックを受けて楽しんでいるんだぜ。サイコーの職場だろ?

 

3月の業務

最近、「臨時休校になって教員は暇になったんだから、給料下げろ!」などという

荒唐無稽なクレームが来ているなんて話も聞いたが、

授業が無くなったくらいで教員は暇にならない

 

特に3月、4月というのは激務ともいうべき月であり、

なんなら3月は授業が無いくらいでちょうどよかった

 

特に吉野は6年生の担任だったので、やるべきことは山積みであった。

ざっと思い出してみても、こんな感じ。

 

【成績関係】

  • 通知表の所見(通常、総合、道徳、外国語)の作成
  • 通知表の成績を作成
  • 3学期出欠席の確認・通知表への記載
  • 通知表の印刷→完成
  • 要録の所見・成績の作成
  • 要録の行動記録などの項目の記載→完成

【卒業関係】

  • 卒業式の実施方法の検討
  • 台本の作り直し
  • 関係者で台本の打ち合わせ
  • 新しい台本を関係児童に連絡
  • 児童への指導事項の検討
  • 予行練習

【引継ぎ関係】

  • 中学の先生への引継ぎ、打ち合わせ
  • 後日、クラス分けの確認
  • 中学受験組の抄本や保険書類の作成
  • 送付手続き
  • (他学年は学級編成)

【校務関係】

  • 校内研究紀要のページ作成
  • 紀要のチェック
  • 他校への送付手続き
  • 行事の引継ぎ事項、実施案の作成
  • 年間授業計画の作成
  • 教室の清掃
  • 親睦会の会計管理
  • (異動の準備)

 

これは思い出した分をざーっと書いただけで、まだまだあるし、

「卒業式の実施方法の検討」とかは、今年度は何回も変更になったので、

かなり細かく行った。

担当者が一番大変だっただろうに。

 

平時は授業があり、1日の8、9割の業務時間がそこに割かれる上で

先程の業務をこなすのだから、そりゃー時間は足りない。残業必至。

 

6年生だから特に忙しいというのは明らかにあったが、

別段、授業が無いからと言って暇ではない

 

そういえば家で見ていられない児童の預かりもあったが、

職員の数が多いので、殆どシフトは回ってこなかった。

 

また預かり条件を厳しくしたため、児童は20人程度になったので、

そんなに負担は無かった。

 

Twitterなどで見ていると、

「預かるのは低学年児童だから、低学年の担任が面倒を見ろ」

という学校もあったそうだが、

なんでわざわざ自分たちの首を絞めるのか分からない

お前、それ低学年の担任になったら言えるの?

 

因みにうちの学校では、打ち合わせで低学年の先生が

「低学年の担任で回しますか?」と恐る恐る聞いていたところ、

「何言ってんだ?全員で回すに決まっているだろ」という感じだった。

 

やれない仕事 やりたい仕事

3月はホワイト環境であったが、この頃常々言われていてたのが、

「この期間を少しでも4月に持っていきたい」 

ということだ。

 

新学期は基本的に4月6日からスタートする。

そのため今年のカレンダーで行くと、

準備期間は4月の1,2,3日のわずか3日である。 

 

3日しかない年は往々にしてあるのだが、

だから慣れているだろうとか大変ではないという話ではない

3日間だと、いつも激動である。

 

なんか打ち合わせとか決めることが多すぎて、

「え、あの打ち合わせ今日やったんだっけ?昨日じゃなかった?」とか

認知にバグを起こすくらい目まぐるしい状況になる

なので可能な限り、4月の仕事を前倒しでやりたいが、そうもいかない。

 

理由の1つ目が新年度の学年が分からないことだ。

来年度の人事は今年度の業務が終わった時に発表される。まぁ3月25日あたりだ。

新年度の学年が分からなければ準備のしようが無い。

 

そのまま持ち上がりが確定している学校とかは準備ができるかもしれないが、

最近は1年ごとにクラス替えをする学校も多いので、概ね準備はできない。

 

今年に関しては、稀に人事を早めに発表して準備をさせる管理職もいたようだが、

あまり効果は上がらないような気がする。

 

それが理由の2つ目なのだが、異動者の存在である。

新年度で一番重要な仕事はどのクラスを担任するかだ。

理由1にも通じるが、結局自分がどのクラスを持つか分からなければ、

仕事は進まないのが現状である。

 

それに対して、異動者は4月1日から来る。

一部の業務はある程度できるとしても、

殆どの業務は異動者が来るまでストップせざる得ない。

 

毎年、学年の発表が決まった時点で

  • 名簿の作成
  • 名前シール作り
  • 学年だよりの作成

くらいはやっていたが、それ以外は実際進められない。

なので4月が忙しいことは分かっていても、

人事の関係で仕事の前倒しができないのだ。

 

そして新天地へ

吉野は今回異動だったので、3月中に異動の準備を進め、

来年度の人事が発表される頃にはすぐに異動できる状態になっていたが、

普通だったら難しかったかもしれない。

 

異動先では相変わらず臨時休校であるが、

それはそれでまた大変なので、そのことは後日書くことにする。

今日はここまで。

 

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【潰瘍性大腸炎】「沼」は潰瘍性大腸炎を救う【マッスルグリル】

「沼」ってなんぞや


究極の減量食「沼」を大公開!

 

ボディービルダーのシャイニー薊さんと

格闘家のスマイル井上さんが

お料理したりや散歩したり、筋トレの紹介をしているのが

Youtubeチャンネル「マッスルグリル」である。

 

その中で紹介されているシャイニー薊さんの減量食が「沼」である。

とりあえず「沼」についての詳細は上の動画を見てほしい。

 

マッスルグリルは「安くて」「簡単に」「美味しい」料理の作り方を

紹介してくれるのが魅力のチャンネルだが、

個人的にはシャイニー薊さんのワードセンスの良さが非常に面白いので、

是非見てもらいたい。

 

潰瘍性大腸炎と「沼」の関係

 

 タイトルにもしたが、潰瘍性大腸炎と「沼」は何の関係があるのか。

 

個人的な見解であるが、

「沼」で摂取できる栄養素が潰瘍性大腸炎で必要な栄養素ではないか

と思ったのだ。

 

「沼」はボディービルダーの減量食である。

ボディビルダーの食事で欠かせないのが、

カロリーや栄養素のコントロールである。

 

「沼」の特徴は以下のようなものだ。

  • エネルギーがしっかり摂れる
  • 炭水化物とタンパク質も摂れる
  • 低脂質(というか脂質は無い)
  • 水分量が多く、食べ応えがある
  • カロリーコントロールが簡単

 

潰瘍性大腸炎の人の食事がこんな感じ。

  • 消化しやすく、高エネルギー・高たんぱく・低脂肪・低残渣(低食物繊維)の食事が基本。
  • 卵、大豆製品、脂肪の少ない肉類(鶏肉など)、魚類など、、高たんぱくの食べ物は積極的に。
  • 脂肪の多い食品や揚げ物など、油を多く使用している料理は控えめに。
  • 不溶性食物繊維、香辛料などの刺激物、コーヒー、アルコール類、炭酸飲料、冷えた飲料は控える。

 

ほら、そのまんま潰瘍性大腸炎の食事に当てはまる。

「沼」は潰瘍性大腸炎向きの食事だ。

 

食物繊維のカゲ

「沼」が本当に良いところ尽くしかというと、少し怪しい部分が見える。

オクラや乾燥ワカメの存在だ

 

 潰瘍性大腸炎の基本的な食事では、

低残渣、つまり食物繊維はあまり摂らない方が良いと言われている。

 

が、医者の中でも

腸管に刺激を与えるので

食物繊維は摂るべきではないという人もいれば、

腸内環境が整わなければ治らないのだから、

食物繊維も摂るべきだという人もいて、

どう扱ったらいいか分からないのが正直なところである。

 

個人的には活動期には少し控えつつ、

寛解期は積極的に摂って整えるのが良いのではと考えている。 

 

じゃあ「沼」は活動期には食べない方が良いのかと言えば、

大体ドロドロになっているから問題ないような気がする。

実際に作ってみたら、オクラとか割と溶けてた

元は繊維質があるかもしんないけど、大体無くなっちゃうから

 

作っていくぅ

ということで、実際に作ってみた。

動画は10合炊きだったが、我が家には5合炊きしかないので、

少し量を減らしめにしてみる。

 

  1. 白米180gを炊飯器に入れる。
  2. 干しシイタケを適当に入れる
  3. 乾燥ワカメを適当に入れる
  4. オクラを5,6本入れる。
  5. 塩を適当に振る。
  6. カレー粉を大さじ1,2杯入れる。
  7. 水を1・5L弱くらい入れる。
  8. 鶏むね肉300g弱(皮をとっておく)をそのまま入れる。
  9. 炊飯(夜7時くらい)
  10. 炊き上がったら保温(朝まで)

 

調理自体は本当に簡単。調理と言えるのかとも思えた

一番大変な行程は、鶏むね肉の皮を取るところかな

初めて作ったけど、3分くらいでできた。

 

出来上がりが、こんな感じ。

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うーん、予想通り見た目は良くない!

まぁ「沼」なんて名前だから、想定通り!

 

食べていくぅ

炊飯器を開けると形が残ったものもあったが、少しかき混ぜたら殆ど消えた

シャイニーさんが「鶏肉とかドロドロになっちゃうから」と言っていたが、マジだ

 

そして皿に盛る時に分かったが、質量がすごい

水分量がやや少なかったのか、粘度が割と高かった。

 

それでは実際に食べてみる。

 

粘度が高いので、食べた時の食べ応えは確かにある。

多分実際に摂取しているエネルギーに対して食べ応えが大きい

 

味は割と美味しい。

カレーの混ざり具合が甘かったのか、味に少し偏りがでた。

水を入れた時に少し混ぜると良かったかもしれない。

 

そして食べた瞬間に分かった。

「あ、これはお腹に優しいやつだ」

 

食べると分かるんだけど、おかゆベースになっているので

するんと食べることができる。でも食べ応えがある。

他にも具材は入っているが、全部ドロドロなので腸管への負担が少ないのが

直感的に分かる。

 

でも味がしっかり付いてるので食べた満足感は大きい。

1回目はこんな味かーとも思ったが、

2回目は食べ慣れたからこその美味しさが出てきたので、

何回か食べると美味しさが増すかもしれない

 

あれ?これは神の料理では? 

 

感想と振り返り

この後のお腹の調子を確かめないと実際のところは分からないが、

直感的にはお腹に優しい美味しい料理だと分かった。

 

動画を見様見真似で作ったので量が適当過ぎたが、

それでもそこそこ美味しいものができた。

お腹の調子に合わせて具材や味付けを変えると良いかもしれない。

 

「沼」についてはこんなインタビューがあった。

www.tv-tokyo.co.jp

──そして食事といえば、"究極の減量食"として紹介し、100万再生超えした「沼」ですが...

シャイニー薊:あはは(笑)僕は以前仕事で病院食を作っていたんですけど、「沼」はそこからヒントを得た料理なんです。病院食って糖尿病の人がいるからカロリーを制限しないといけないけれど、食べ応えも求められている料理なので、それがダイエットにも向いているんですよ。

 

「沼」は元々、病院食をヒントに作られていた。

だから潰瘍性大腸炎の人にも適したわけだ。なるほど。

 

あとマッスルグリルの動画を見ていて分かったが、

ボディビルの食事管理と潰瘍性大腸炎の食事管理は結構似ている

なので、ボディビルの人向けの食事を調べると

意外な知見が得られるかもしれない。

 

みんなも「沼」を作って、お腹の調子を整えよう!

 

おまけ

みんなもマッスルグリルを応援しよう!


【沼】冬の沼!究極のダイエット食!5合炊き版!

 


【マグマ】究極の減量食第二弾!!

 

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【エクセル】ジェンダーレスな世の中だけど、男女別名簿は作りたい【教育】

名簿を作ろう

最近、うちの自治体でも男女混合名簿になった。

世の中の潮流からすると、ようやく感があるけど、まぁなった。

 

吉野と言えば、ジェンダーに疎いのでこんな始末。

 

混合名簿は構わないが、

保健関係とか赤白振り分けとかの関係もあるので、男女別の名簿も欲しい

 

なので今回は、

混合名簿に男女の属性をつけておくだけで男女別名簿が作れるようにする。

 

サンプル名簿

今回のサンプル名簿はこんな感じ。

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左に番号があって、なんか名前が並んでいて、それから男女が振られている。

名前のところは、普通五十音順なんだろうけど、

今回は思いついた順番に並べているので、そこはご容赦を。

 

新しいナンバリングをする

とりあえず思いついた順でやってみる。

今は男女混合なので、各自に通し番号が付いているが

これに「男の1番」「女の1番」みたいな感じの番号が付けばいいはず

 

ということで、番号をつけてみた。

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COUNTIF関数は「範囲内で検索条件に合うものを数える」という関数。

 

フランキーの行の場合、「=COUNTIF($C$2:C9,C9)」だが、

「C2からC9までの中でC9(男)を数えて」という命令になるので、

フランキーまでの「男」を数えてくれる

 

画像だと見えないが、フランキーは6番目になっているので

フランキーより前には5人の男がいる。

 

$C$2を固定しておくことで、オートフィルをかけた時も

一番上から自分までという範囲設定ができる

 

コニスの場合はこんな感じ

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男女とナンバリングをくっつける

男女別のナンバリングができたが、これをそのまま参照すると

「1番」が2人になっていまう。

なので「男1」「女1」と区別をする

 

これは結構簡単でこんな感じにする。

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ウソップの部分の場合、「=C5&D5」とすると、

「男(C5)」と「3(D5)」がくっついた「男3」という文字列が出せる。

文字列を足すには基本的に「&」でつないであげてばいい

 

応用編

今回はD列とE列で分けて、新しいナンバリングをしたが、

1回でもE列のような表示はできる

 

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D列にはもともとCOUNTIF関数が入っているので、

「=C6&D6」のD6の部分にCOUNTIF関数を代入する感じ

 

折角なので、こちらのスマートな方を残して次へ行く。

(以降、D列とE列を削除するので、F列がD列に来ます。)

 

伝家の宝刀「vlookup」封じ

ここまで行けば後はvlookup関数で行けると思いきや、

検索したい文字列は検索値の左側にあるので、vlookupが使えない

 

vlookupは範囲の一番左の列からを参照するので、

この場合「ルフィ」と入力して「男1」を自動で出るシステムになってしまう。それは逆やん。

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打開案1:「男1」を名前の左へ持ってくる

要は「男1」とかの列が名前の左にあればいいので、

そもそも名前の左に「男1」列を作る

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ハイ。簡単。後はVlookup関数で行ける。

 

そもそも名簿エクセルって毎年コピペして使うケースが多いので、

性別列の右に入れておくと、コピペで消される恐れがあるんだよね

そういう意味でも、こちらの方法はとても分かりやすく、合理的。

 

打開案2:Match関数とIndex関数を組み合わせる

Match関数とIndex関数を組み合わせると、

Vlookup関数と同じ働きをすることができる。

しかも検索列がどこでも良いというVlookup関数の上位互換とも言える。

 

具体的には「=INDEX(検索範囲,MATCH(検索範囲,検索値))」という入れ子構造になる。

分かりにくいので、少し細かく解説していく。

 

まずINDEX関数は「=INDEX(検索範囲 , 番号)」という形になっており

検索範囲の中で上から何番目の文字列を教えて」という関数だ。

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F2には、F3に示されたような関数が入っている。

「=INDEX(C2:C21,3)」なので、

「C2からC21の範囲で、上から3番目を教えて」という形になる。

上から3番目はナミなので、ナミが表示される。

 

後は「ナミ」は「女1」なので、

「”女1”は3番目だよ」と数字を教えてくれる関数が必要になる。

それがMatch関数

 

Match関数は「=MATCH(検索値 , 検索範囲)」という形になっており、

「検索値は、検索範囲の何番目だよ」と教えてくれる

 

なので「=MATCH(E4,B2:B21,0)」と入れると、

「E4の文字列は、B2からB21の中で3番目にあるよ」と返してくれる。

表示上は「3」とだけ出てくる。

 

因みにMatch関数の最後の「0」は、

検索文字列が元の文字列と完全に一致しているかの判定をする。

まぁ0で良いんじゃないかな。

 

組み合わせると、こんな感じ。

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F2のルフィの中にはF3のような関数が入っている。

実際には、こんな感じ。「=INDEX(C2:C21,MATCH(E2,B2:B21,0))

 

具体的に見ていくと、

【E2(男1)はB2からB21の中で1番目で】、

 C2からC21で【1番目】は”ルフィ”だよ」となっている。

 

とりあえず、「男1」から「ルフィ」などを引っ張ってくる方法はできた。

 

男女別名簿を格好良く作る

じゃあ実際に名簿を作ってみる。

こんな感じで「男1」と書いて名簿だと楽だが、ちょっとカッコ悪い

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できれば、こんな感じで番号だけで行きたい。

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とりあえず分かりやすいから、Vlookup関数で行ってみるか。

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Vlookup関数らしい感じで設定したが、

検索したセルの”G2”には「1」しか入っていないから正しく表示ができない

 

これを何とか「男1」にしたい。

なので検索値を「G2」から「”男”&G2」にしてみる

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やったー!

「ルフィ」って表示された―!

 

因みに「”男”&G2」ではなく、「””」を取った「男&G2」ではダメ

文字列は「””」でくくらないといけないというルールがあるので。

 

後は少し調整して、できあがったのがこちら。

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エラーメッセージがカッコ悪いので、IFERROR関数で消す。

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これで完成かなー。

説明にすると長いけど、割とあっさりできたね。

 

振り返り

とりあえずできたが「男1」とかの列を足さないといけないのが少し気にかかった。

もう少し工夫すれば消せるかも?

 

あと今回は男女で列が分かれているケースだけど、

連続しているケースもあるわけで1列で表示するにはどうするか検討の余地があり。

 

とりあえず今日はここまで。

【プログラミング】職場でエクセルを教えていたら、プログラミング教育のねらいが分かった【教育】

今の職場で働き始めてから、気が付いたことが、

教員はエクセルの技能がそんなに高くないということ。

 

ネットでの様子を見ていると、教員だけに限らないのかもしれないが、

とりあえず自分は周りより少しエクセルの技能に長けているらしい。

 

吉野の立場に関しては、こっちの記事の方が少し詳しいので、よかったらどうぞ。

tohruyoshino.hatenablog.com

 

 

例外値

パソコン関係、特にエクセルに関しては

ベテランになればなるほど分からないことが増えるようで、

吉野への質問が増えてくる。

 

パソコン関係の質問はなんでも優しく教えるのを信条にしているので、

質問には熱心に答えていたが、今年度は少し違うことがあった。

 

今年度、ある中年の女性教員が移動してきたのだが、

この人がまたパソコン関係がめっぽう弱い

時折、質問をされるので答えるのだが、知識が無いのでなかなか話が通じない。

正直、教えていてイラっとするのだ

 

今までもこの人くらい分からない人はいたのだが、

この人だけは教えていてイラっとするし、教えたくないなと思わせる。

 

「教えたくない人」の登場

この人のもの言いとかいろいろな理由はあるのだが、

一番イラっとした原因は、この人は学ぶ姿勢が無いのだ

情報リテラシーが0のまま、何も変化が無い

 

振り返ってみると、うちの学校はベテランが多いが学ぶ意欲が高い人も多い

こちらが丁寧に説明をすると、それを理解しようと努める人が多いのだ。

 

そういう姿勢のおかげというか

職場全体として、エクセルを扱える人は多いし、扱おうとする雰囲気も見られる

他の人が作った便利なシステムとか、みんな積極的に使おうとする。

 

勿論、関数がそんなに使えるようになるわけでもないし、

質問に答えても理解しきれなくて、後日同じ質問をしてくる時もあるが、

なんとか理解しようとする頑張りが見られる

 

先程の中年女性はその態度が無いので、イラっとしたようだ。

 

質問の変化から見えてきたもの

イラっとしたのは、質問する態度の問題であったが、

じゃあ他の人は意欲があるから、全体的なパソコンの技能が上がっているかと言えばそうでもない

同じところで躓く人は多いし、自分関数を使ってシステムを組める人は殆どいない。

 

ただ数年間質問を受けてきて、最近は質問の内容が変化してきたのだ。

 

以前までは

「全く分からないから、やってくれないか」

「このエクセルが壊れちゃった」

というヘルプがよく来ていたが、

 

最近は

「こういうことがやりたいんだけど、作り方が分からない…」

「多分、この辺が壊れている感じがする…」

という質問が増えてきている。

 

つまりエクセルのできること(できそうなこと)を理解した上で、

自分はその技能が足りないので助けてほしいという感じになってきた

 

ここで思ったのが、「あ、プログラミング教育で身に着けたい力ってこれか」ということ

 

プログラミング教育のねらい

今うちの職場の人は、エクセルでできることを知り、

「こういうシステムが組めそう」とか

「多分こうしたらいい」とか

「この部分が怪しい」という『思考』ができるようになってきた。

ただしそれを実現させる『技能』が足りないのだ。

 

エクセルへの理解が進んだ分、エクセル的思考力が伸びたとでも言おうか

あるいは要件定義(?)ができるようになったというのかな。

 

プログラミング教育も

プログラマーを育てるわけではなく、プログラミング的思考力を育む」と言われている。

 

細かい思考力の定義の違いはあれど、うちの職場の人のように、

できることと、できないことを正しく理解し、

どのようなことができるか考えて扱うことができるという点が

根本的なねらいとして同じなのではないか。

細かいプログラムを書くのはさらに詳しい人がやればいい。

 

じゃあうちの職場の人は、どうしてそういう思考に変化したのだろうか。

それはまた今度考えることにする。

【成績・所見エクセル】要録対応とかをパワーアップさせた成績・所見エクセルができた【働き方改革】

tohruyoshino.hatenablog.com

 

上の記事の続き。

問題点の抽出

前回の最後にも書いたが、このエクセルの問題点はこんな感じだ。 

  • 教科が3~6年生用。生活科が無い。しかも低学年は2段階評価。
  • 低学年用の2段階評価シートが必要
  • 「要録成績」がうっかり打ち込みそう。要録類はシートの色を変更
  • つーかいじらない部分には保護をかけよう
  • 来年度から英語が教科化して、ABC評価かもしれないのに、成績欄がない!
  • 文体変更マクロがゴリ押し過ぎるので、マクロを組み替えて、辞書登録できるようにする。

上の5つはすぐに対応できそう。

今回問題なのは、一番下のマクロの組み替えである。

とりあえずは上の5つを変えていく。

 

細かい調整

とりあえず「要録成績」「要録用所見類」はシートタブの色を変更してみた。

 

生活科が無い問題は、

最初の学年の設定画面で2年生以下なら「理科」の部分に「生活科」が現れるようにした。

細かいの評価の観点はまた後で入れなおす。

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要録の成績が低学年に対応していない件は、

とりあえず手打ちできるシートを用意したので、そちらに打ち込んでもらおう。

 

後は英語の成績を追加。

4観点だよね…?

やばい、違ったら勉強不足がばれる。

 

マクロを入れよう!

今回の改変の大きな目玉は、

辞書登録できるシートを作って、所見文を要録風に直すのをもっと簡単にしよう

という点である。

 

とりあえず辞書登録シートを作成。こんなのは凝らずにシンプルでいい。

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問題はマクロの中身である。

今まではReplaceメソッドを使って、毎回ゴリ押しで変換していたようだが、

辞書登録するとなると、Replace関数の方がループの対応が簡単そう…?

 

ということで、出来上がったコードがこちら。

Sub 敬体から常体へ()
'文体を変更する
Dim i As Long
Dim k As Long
Dim p As Long
Dim cnt As Long
Dim a As String
Dim b As String

'置換する辞書の数
cnt = WorksheetFunction.CountA(Worksheets("辞書登録").Range("A:A"))

'通常所見から外国語まで
For p = 3 To 6

 '児童数
 For i = 3 To 44

  '変換する言葉の数
  For k = 2 To cnt
   a = Worksheets("辞書登録").Cells(k, 1)
   b = Worksheets("辞書登録").Cells(k, 2)

   Worksheets("要録用所見類").Cells(i, p) = Replace(Cells(i, p), a, b)
  Next
 Next
Next

MsgBox "なおしたよー" & vbCrLf & "後は自分でよろしくね"
End Sub
 

 思っていたより、短くなりました。

でもFor~Next文が3回出て来て、ぐるぐるするコードです。

これで辞書登録したものがどんどん置換されていきます。

 

実際に動かしてみると、以前のReplaceメソッドより遥かに重くなってしまったので、

それだけ何とかしたいが…何か良い知恵は無いですかね?

というかReplaceメソッドでループ対応させればよかった?

 

副産物

今回作ったマクロって、

「あるセルに書かれた文章の中から、登録した特定の言葉を置換する」というものなんですね。

 

あれ?

これって表記便覧も同じ仕組みじゃね

表記便覧とは

・・・文章の表記において、「この言葉は こう書いてね」という決まりが載っている

   便覧。

   例えば「色々な」は「いろいろな」とひらがなで書かないといけない。

 

前の画像で、左側は所見文→要録風に直すための辞書だけど、

右側は表記便覧用の辞書にした。

基本的には、上のコードの数字を少しいじっただけ。

あとは、どれくらい精度が高い辞書が作れるかだな。

 

振り返り

とりあえず「辞書登録をして、所見文から要録風に直すシート」は作ることができた。

さる先生いわく、これで2億年分くらい無駄しているらしいから、みんなで運用すれば1億年分くらいは削れるんじゃない?

 

今回の良かった点は表記便覧を直すシートができたことかな。

これでまた意味の無い仕事が少し減ったぞ。

後はどちらもどれくらい精度が高い辞書が作れるかにかかってくるから、

今度はその研究ができないかな。

 

ただ直せるけど、すげー重いから、職場のPCで止まらずにできるかが心配。

このエクセルが欲しい方は、またツイッターなりコメントなりで連絡をくれればと思います。

 

下のnoteにファイルを置いておきました。

note.com

 

因みに参考にしている本はこちら

たった1秒で仕事が片づくExcel自動化の教科書【増強完全版】

たった1秒で仕事が片づくExcel自動化の教科書【増強完全版】

  • 作者:吉田 拳
  • 発売日: 2020/04/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

【成績・所見エクセル】要録対応もしてる成績やら所見やらを一括管理するエクセルを作ったー【働き方改革】

tohruyoshino.hatenablog.com

ここからの流れで。

 

先日、職場でふと思ったことから、年間の成績やら所見やらを一括管理するエクセルを作った。

ひとまず職場で活用してみたが、色々不備が出たので、紹介しつつ改善を考えていく。

 

なぜこのエクセルができたのか

元々このエクセルは、学期ごとの通知表を出すためのものだった。

所見と成績を入力すると、1番~40番のシートで児童それぞれの通知表ができるので、

それを印刷するという優れたエクセルであった。

 

ところがうちの自治体では校務支援システムが導入されたことによって

通知表をそちらで作るようになった。

 

成績や所見は今まで通りエクセルで処理するものの、通知表はエクセルで出さないので

1番~40番のシートが不要になったのだ。

 

通知表エクセルは、以前までいた先輩が作ったものだが、

先輩はさらに通知表から要録用に成績や所見を変換するエクセルも作っていた

マジパネェ。生きる支援システムだよ。

 

因みに先輩は校務支援システムが入る前に要録管理を電子化したいと思い、

自治体にかけあって、いち早く要録をエクセル管理にしたという強者中の強者である。

 

通知表エクセルに使い慣れていることもあり、今年度も使っていたが、

折角なら1~3学期まで1つのエクセルで良いんじゃない?

なんなら変換エクセルも一元化して要録まで対応させちゃおうぜ!

という考えに至ったのだ。

 

完成品

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出来上がったのがこんな感じ。

下のシートを見てもらうと分かる通り、1~3学期の成績と所見、要録の成績と所見が打ち込めるエクセルになっている。

 

名簿~特別活動

「名簿」は…まぁいいよね。基本設定を入れる。

でもここの情報は後で色々と使うから、ちゃんと入れる。

 

「評価文言」シートは、通知表にどんな文言で出すか設定するだけ。

あ、今考えたら、このシートもう必要ねぇな。

 

クラブ委員会はこんな感じ。

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上にクラブや委員会名を登録しておいて、

下に番号を入力すると、表示される。

 

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「特別活動」シートでクラブ、委員会、1~3学期の学級活動とかの係を入力。

まとまってると楽かなー、くらいの気分で作った場所。

 

成績

学期ごとに成績を入れる。

Aだとピンク、Cだと青になる。

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横の端っこには、その子のA、B、Cの数が分かるようになっている。

下には縦のABCの数が分かるようになっている。画像だと見切れちゃったけど。

 

こんな感じで、1~3学期の成績を入れると、

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「要録成績」に自動で反映される。

ついでに評定も出してくれる。

 

所見

こんな感じで、通常・総合(生活)・道徳・外国語を書く欄があるので、

頑張って書いていく。

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因みに書いた文字数は、その欄の隣に表示されている。

画像の右の方に標準文字数を設定できるところがあるので、

その標準時数を超えると文字数が青くなる。

 

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標準時数を超えると文字が青くなるのと、D2のセルが1増える。

D2のセルは標準時数を超えた人数なので、これで書き終わった人数を把握できる。

 

D3のセルは、所見ヤッホイ指数になっている。

所見ヤッホイ指数

・・・所見がどれくらい進んだが%で教えてくれる指数。

   詳しくはさる@小学校教師(@saruesteacher)の

  『全部やろうはバカやろう』を参照 

 因みに1人が標準字数を超えても、標準字数以上の%は増えない仕組みになっているので

100%になるまでマジで終わらない

 

3学期まで書くと、いよいよ要録の所見作業である。

要録所見はこんな感じ。

f:id:tohruyoshino:20200313225120p:plain

 

右の方にマクロが入っているので、

「所見結合」を押すと、1~3学期までの所見を結合した状態で表示してくれる。

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それから結合した後に「文体の変更」を押すと、敬体から常体に直してくれる。

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ただ見て分かる通り、直らない部分も多いので、そこは人がチェックするしかない。

マクロの中に辞書登録していってもいい。

 

振り返りと今後の展望

一元化して少し楽になったかなーとは思う。

しかし実際に職場で運用すると問題点もたくさん出てきたので、今後の直す点をリストアップする。

  • 教科が3~6年生用。生活科が無い。しかも低学年は2段階評価。
  • 低学年用の2段階評価シートが必要
  • 「要録成績」がうっかり打ち込みそう。要録類はシートの色を変更
  • つーかいじらない部分には保護をかけよう
  • 来年度から英語が教科化して、ABC評価かもしれないのに、成績欄がない!
  • 文体変更マクロがゴリ押し過ぎるので、マクロを組み替えて、辞書登録できるようにする。

ひとまずはこんなところかな。

こんな機能があると良いんじゃない?と思いついた方は、教えてください。

下のnoteにファイルを入れておきますね。

note.com

 

tohruyoshino.hatenablog.com

 

【ロマネスコ先生】所見の「です」「ます」を要録風に変えるファイルを強化してみた【働き方】

先日、ツイッターでこんなのが流れてきた。

 

 

所見で書いた文章を要録の文体に直すものらしい。

簡単に言うと、「です」「ます」調を「である」調に直すシートのようだ。

 

現状

すげー便利だなーと思いつつ、3学期にこれを活用しなかったのは、

既にうちの学校ではこれに似たエクセルが運用されているからである。

 

エクセルに長けた先輩が作ったものだが、作られて以来みんなに活用されている。

具体的には1学期、2学期、3学期の所見文をシートに貼り付けると、

自動的に合体して要録文体に直すというものである。

 

因みに便利なのだが、うちの自治体は最近こそ電子媒体で要録を残すことを許可したが、

それまでは必ず紙で印刷しなければならなかった

そこで先ほどのエクセルで要録文体を作っても、

前年までの情報が書かれた要録用紙の指定位置に狙って上から印刷をするという

勇気の印刷」をしなければならなかった。

 

最近は電子媒体、つまりPC上での管理でいいよ(年度末に印刷はする)ということになったので、

勇気の印刷は必要なくなった。

 

先輩エクセルの問題点

うちの学校で運用されていたエクセルには2つの問題点があった。

  • VBA(マクロ)で作られているので、管理保守・改変が難しい。
  • VBA(マクロ)の中身がゴリ押し

このエクセルの問題点はマクロの中身は簡単なのだが、

マクロ自体を扱える人が少ないので改変が難しいことだ。

 

因みに中身は

『「理解しました」を「理解した」に変更しろ』

『「取り組みました」を「取り組んだ」に変更しろ』

『「見られました」を「見られた」に変更しろ』

のような命令が何個も並んでいるTHEゴリ押しの変換装置になっていた

なので登録された文言以外は変更ができない。

 

吉野はマクロの中身が分かるので、自分の文体に合わせて文言を登録していったが、

周囲の人はそれができないので、ある程度変更した後かなりしっかりとチェックする必要があった。

 

ロマネスコ先生の変換エクセル

翻って、今回紹介したロマネスコ先生のエクセルは、辞書登録機能が付いている。

おお!これは便利!

 

しかも関数だけ作られている。

なんか改変もできるかも?

note.com

 

ただこれを見た時ちょっと思ったのが、

辞書が16個は少なくないか…?もっと登録したいなぁ…

 

シートの分析

折角なので、もっと辞書を増やしたいと思い、

ロマネスコ先生のエクセルを改変してみることにする。

 

まずロマネスコ先生がどのようにこのシートを作っているか解析する必要がある。

これがロマネスコ先生のシートの中身である。

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ぱっと見だと気が付きにくいが、

「②所見・通知表」がB列で「要録用」がR列なので、間に何列か隠れている

 

開けてみるとこんな感じ。

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C~Q列まで出てきた。

ここにはSUBSTITUTE関数が入っていた。

 

SUBSTITUTE関数は、ある文章の文字列を指定の文字列に置換させる関数だ。

SUBSTITUTE(変更したい文 , 変化させたい文字列 , 変化後の文字列)と書くとできる。

 

なので、最初の見本はSUBSTITUTE(所見文 , ました , た)になっているので、

『所見文の「ました」という文字列を「た」に置換しろ』という命令になっている。

 

以下は『左隣りの文の「変化させたい文字列」を「変化後の文字列」に置換しろ』という命令になっている。

なるほど。分かりやすいし、面白い。

 

辞書を増やそう

ロマネスコ先生のシートだと、登録した文字列1つに対して、SUBSTITUTEが1回使われている。

なのでたくさん登録すると列が異常に増えることになる。

 

もちろん非表示にすればいいので、それでも問題は無いが、

今回は少し違うアプローチをとってみる。

 

先ほどのSUBSTITUTE関数だが、関数1個で1組の文字列しか置換できない。

では複数の文字列を1回で置換することはできないのか。

答えはできるSUBSTITUTE関数を入れ子にするのだ

 

SUBSTITUTE(変更したい文 , 変化させたい文字列 , 変化後の文字列)の

「変更したい文」の中にさらにSUBSTITUTE関数を入れる。

 

具体的には、こんな感じ。

SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(所見文, ました , た), でした , だった)

これで『【所見文の「ました」を「た」に置換した文】の「でした」を「だった」に置換しろ』という命令になる

こんな感じで入れ子にすると、一回で複数の置換ができる。

 

スーパーマトリョーシカ現象

とはいえ、たくさんの登録した文言を一回で置換しようとすると

入れ子入れ子を重ねて、マトリョーシカのようになっていく

 

関数を書くのがくっっっっっそ面倒だし、何とかならんかなとググってみる。

そこで見つけたのが、以下の方法。

excelkamiwaza.com

 

なるほどー。こういう準備をすればいいのかー。

ということで、さっそくまねっこ

f:id:tohruyoshino:20200313221214p:plain



 

アホみたいな量や…これは手打ちは無理…

とりあえず250まで作って、一番下の関数を使ってみる。

 

………文字列化した数式を普通の数式に戻すのってどうするんだ?

 

技術と仕様の壁

上の関数っぽいやつは文字列なので、これを普通の数式にしなくてはいけない。

コピーして値貼り付けして、先頭に「=」つければできるけど、それじゃあ…アレー?

 

仕方ないので、コピーして…をやってたら

「64以上は、入れ子は無理やで」とかいうエラーが出た

引数が多いとダメなのは知ってたけど、やっぱり250はダメか。

いろいろ試して、66行目までならいけることが分かった

 

そんなこんなありながら、実際に入れてみる。

全部の行に対応させるのもちょっと色々やったが、そこは省略。

出来上がったのがこちら。

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やったー!できてるー!

と、言っても分かりにくい。

 

因みに辞書登録するシートは新しく作ったが、こんな感じ。

66個まで登録できます!

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振り返り

とりあえず当初の目標である辞書を増やすは達成された。

しかし登録数に限界があるのが、少し気に食わない。

個人的には無制限に登録できるようにしたい

 

因みに今回は66個で終わりにしたが、ロマネスコ先生のように間に列を挟めば、

1回目で、66個分を置換

2回目で132個分を置換( 67~132行目)

3回目で198個分を置換(133~198行目)

と言う感じで置換数を増やすことはできる。

3回もやれば、辞書的には十分かなー。

 

ただ関数でやるとSUBSTITUTE関数のスーパーマトリョーシカになるので、ちょっとスマートじゃない感じがした。

あと「要録用」でできる文章が関数であり文字じゃないのが気になった

 

というわけで、次回はマクロを使って、辞書登録が無制限にできるエクセルを作ってみようと思う。

 

今回作ったシートは公開したかったが、はてなブログってnoteみたいにファイルをアップできないのかな。

誰か教えて。

 

(2020.3.13追記)

21.gigafile.nu

アップしてみた。ダウンロードパスは1234。

5月半ばくらいまでダウンロード可能なので、以降欲しい方はコメントとか、ツイッターでDMしてください。

 

tohruyoshino.hatenablog.com

 

【二・二七要請】休校になったら、職場がすげーホワイトになった【働き方】

 

tohruyoshino.hatenablog.com

 

もう1週間以上経ったので、その後の経過を書こうかと。

職場ではかなりの変化があった。

 

突如としてホワイトになる職場

2/28金曜日。2019年度の授業を終えた。

児童を帰した後、夕方から職員打ち合わせが行われた。

 

月曜に学校ホームページで休校中の課題を提示することは決まった。

朝に掲示しようと思ったら、今の時間から学年で相談しなくてはいけない。

しかし全員疲れ切っていて、正直考えたくないという雰囲気だったので、月曜の午後に掲示することになった

 

月曜を迎えたが、全員なんとも微妙な空気である。

ひとまず通知表は出すことになっているので、殆どの人が所見に取りかかる。

 

 

吉野の予定ではこの土日に学校に来て所見をあらかた終わらせるつもりであったが、時間ができたので休日出勤は止めることに。

実はこそこそと早めに所見を進めていたこともあり、火曜日に一日教室に引きこもり、残りを終わらせる。

毎回思うけど、これを通常の授業がある中で終わらせるって絶対定時内には無理だよなーと思う。

 

以前から思うが、所見ほどコストパフォーマンスの悪い仕事は珍しいと思う。

こちらがかける恐ろしいほどのコストに対して、保護者や子供はどれくらい文章を読むのだろうか。

逆に子供や保護者にとって意味のある所見にするには、どれほどのコストを支払えばいいのだろうか。

いずれにせよ、莫大な時間をかけなくてはいけない所見は現代の仕事に合っていないよなと、いつも思っている。

 

そんな感じで皆でひーひーしながら所見を進めるが、休校になってから面白いのが皆、定時には帰ることである。

当たり前なんだけどスゲー変化だよな。この前まで8時とかまで平気で人がいたのに、今は5時には殆どいなくなる

 

かなり自由な仕事風景

世間の学校では家庭訪問だの電話連絡だのやっているところがあるが、うちの学校では微塵も話題に上らなかった。

ツイッター界隈ではかなり出てたけど、実際にやっている学校ってどれくらいあるんだろう?

 

 

フォロワー数が少なくてあまり票数が集まらなくて残念だが、

とりあえず2/3くらいは、家庭連絡措置をとっているらしい。大変そう。

 

うちの学校と言えば、大規模校の特性なのか多様性を認める風潮がある。

休校初日に時差通勤ができるよと説明があったら、翌日からバンバン使い始めた。因みに休暇も取りまくっている。

吉野も残りの休暇を使い切れなさそうなので、休暇を取ってまったりと出勤なんてことをしている。

 

でも誰も文句を言わずに働いている。寧ろしっかり休んでて良いんじゃない?という感じである。

この辺は学校風土の違いかな。

 

校長の緊急招集

水曜日の3時ごろに校長から緊急招集がかかる。

全員がなんだなんだと集まる。

 

何か連絡があるようだが、嫌な予感しかしない。

個人的に一番やめてほしいのは休校の解除であるが、果たして。

 

校長「市から通知が来まして…明後日から子供の預かり措置を実施するそうです。」

吉野『(そっちかー!とりあえずセーフかな!)』

 

巷で話題になっていた、家で面倒が見切れない子供の預かり措置がやってきた。

低学年で、保護者が家で面倒を見られない人限定で学校に送り出せるシステムだ。

 

とはいえ、水曜日の3時ごろに通知を出して、金曜日から実施とは、

なかなか素敵なスケジュールになっているじゃないの。

 

こういう事務は管理職や主幹クラスで話し合って、色々決まるから吉野が出る幕は無いのだが、

その話し合いの中で「事前に何人くらい来るか知りたいし、申請制にしよう」と決まったので、

吉野は急遽、アンケート作りにかり出されることに。

まぁ…それくらいなら。

 

実際にすぐにアンケートを作って、実施したら20人くらいの申請があった。

 

休校に見る適切な仕事量

そんな感じで、子供の預かりも始まった。

全職員でシフトを組んでいるので、自分の割り当て時間はあまり多くない。

これは大規模校の強みだろう。

 

「低学年を預かるのだから、低学年の先生でシフトを」という学校もあるようだが、

うちの学校は、皆、その考え方は無いようで最初から全員で回す気満々だった。

なので、預かるが殆ど負担にならない量だ。

 

3月が休校になってから、別段サボっていはいないが、定時までやることは毎日あるし、ちゃんとこなしている。

それを踏まえると、いつも通常授業があって、この仕事量をこなすのだから、そりゃあ残業になる

この仕事量を定時内に収めるのは無理だ。

 

高校生の時、期末試験が終わると「試験休み」という休みの期間があった。

先生たちはこの期間に成績処理をし、通知表を仕上げていたらしい。

今考えると、この休みは正しい。成績処理や所見記述は通常業務の傍らでできる仕事量ではない

 

今回のコロナで業務に関する知見が大量に溜まったはず。

もっと楽になる方法を見付けられないかなー

 

tohruyoshino.hatenablog.com

 

 

 

【FF7REMAKE】FF7のゲームスピードについていけないおじさんの悲しみ【ゲーム】

FF7REMAKEの体験版がダウンロード開始しましたね。

 

全編公開してからダウンロードしようと思っていましたが、職場の同僚が

「吉野さん、FF7リメイクはやった?」

『まだだよー』

「やろう」

『いや、本編が出てからまとめてやるよ』

「やろう」

『本編がでt「やろう」

 

という感じで押し切られまして、体験版をプレイすることになりました。

まとめてやろうとは思っていましたが、体験版をやりたくないわけでもないので、その後ダウンロードしてプレイ。

 

私とファイナルファンタジー

吉野が初めてFFをプレイしたのはスーファミのFF5だ。

吉野の年齢から考えると、やや古いナンバリングである。

というのも親がわりとゲーマーなところがあり、家にスーファミがあったので、単純にその影響でプレイをした。

 

初めて触ったのは幼稚園の頃だったが、その頃は風の神殿を抜けることもできなかったように覚えている。物語とかさっぱり分からんかったからな。

その後、小学生になってプレイしても第2世界に行った辺りでいつも詰んでいたので、結局FF5を完走したのは大学生の頃にアドバンス版をプレイしたときだと思う。

 

5と一緒に家にあったのが6だが、こちらの方がよくプレイした。

システム的に6の方がレベルでゴリ押しできる分、小学生の頃の吉野でも物語が進めやすかった。

そんなわけで個人的に一番好きなナンバーは6である。

 

吉野の年代だと7が一番好きという人も多かったが、大体はプレステを買ったから7をやっている層が多く、6は未プレイということで話が合わないこともしばしばであった。

FFの好きなナンバリングは宗教戦争になるので、これ以上の話は控えておこう。

 

その後、色々な機会にFFをプレイしたが最終的にしっかりやったのは

4、5、6、7、8、9、10、12かな。

周りの評価はそんなに高くないけど、12は結構好きだよ。やりこんだし。

 

FF7の思い出

FF7をやったのは中3か高1の頃だったと思う。

吉野は長らく任天堂に傾倒していたため、プレステの導入が周囲より遅かったのだ。

中2くらいにプレステ2の小型版が出たことを機にプレステが導入された。

 

7に関しては、FFの話をすると友達といつもかみ合わないので、それなら折角だしやってみようかなと、友達に借りたのがきっかけである。

 

プレイした感想としては、面白いけどこんなもんかーという感じである。

7の一番の感動ポイントはドット絵からCGになったことだが、俺がプレイしたころには既に10が出ていたので、その感動はあまり味わうことができなかった

けっこうやりこみはしたけど、結局エメラルドウェポンとかは倒してなかったと思う。

 

体験版をプレイして

そんな意外と低血圧な中で体験版をプレイを始めたが、

最初に感想を述べるならば最高だけどおっさんには辛いである。

 

まずグラフィックが最高。最近のゲームのグラフィックって結構行きつくところまで行きついた感があったが、そのレベルでリメイクされるので感動する。


Final Fantasy 7 Remake - Opening Movie

 

 

特に7は元がアレだからな。

個人的にはこのクオリティで6もリメイクしてほしいなと思うが、それは叶わないだろうか。スクエニさん何とかなりませんかね。

 

今回、一番感動したのはバレットだ。

正直、クラウドは他の作品でちょいちょい出ているので、こんなもんだよね感があったが、バレットは「お、こんな感じになるのか」という感動がある。

あとちょっとキャラクターが変わっている感じがした。昔よりちょっと軽いノリな気がする。

 

グラフィックに大満足だが、困ったのは戦闘システム

最近のFFはよく知らなかったのだが、戦闘がいつの間にかアクション寄りになっていたのね。

イメージとしては三国無双みたいな感じ。

 

視点切り替えやら、キャラの切り替えやら、アクションでおたおたする吉野。

必死に̻▢を連打する吉野。

ゲームスピードについていけず、ガードができない吉野。

 

とにかくガードや回避が全然できないので、ダメージをバンバン喰らう

最後のガードスコーピオンは戦闘が下手すぎて、ポーションフェニックスの尾を大量に消費する始末。

でも慣れないだけで、アクション自体は面白い。慣れていけば、もっと面白いんだろうな。

 

というわけで、みんなもFF7REMAKEやろう!

【仕事】見切りの速さで自分の経験値が分かるようになった【働き方】

「吉野さんはパソコンやエクセルがとても使える人」

最近、うちの自治体はパソコン周りの改革が行われている。

そうなると必然的にパソコンに明るくない人たちが変更に戸惑ったり、嘆いたりする。

 

吉野は、今の職場の中で「エクセルやパソコンに一番強い人」という立ち位置になっているので、何かトラブルが起きるとしばしば助けを求め、呼ばれることがある。

吉野は、この手の話には嫌な顔せず、すぐに駆け付け助けてあげることを信条にしているので、よくあちらこちらにヘルプに行くことになる。

 

ただ吉野だけがパソコンに詳しいわけではなく、若手の中には同じようにパソコンに関してそこそこ分かる人も多い

なので同じ学年にそういう人がいると、そちらにヘルプを求めていることも多い。

 

だが若手の人でも分からないと、今度はその若手の人が吉野を呼ぶことになる。

なので、結局『パソコンやエクセル関係で困ったら、近くの若手に聞け。それでもダメなら、吉野に聞け』という風潮になっており、吉野が最後の砦になっている

 

吉野の実際の技術レベル

そんなこんなでヘルプに行くことが多い吉野だが、実際にパソコンやエクセルに詳しいかと言えば、実はそうでもない

他の人よりは少し詳しいというのが、自分の実感だ。

 

パソコン関係全般になると、ネットワークトラブルなども起きるのだが、吉野はその辺りのことはさっぱり分からない

トラブルが起きたら、再起動する程度の対処法しか知らない。

 

エクセルの関数は職場の人より少し詳しいようなので、質問された関数は困らない程度に扱うことができる。

ただ知らない関数とかも良く見るし、他の人が作ったシステムとかを全部読み解くのは難しい。

 

なんならセルの書式設定とか関数以外の機能は意外と知らないものが多い

他の人が「あ、こうやるんだよー」と知っていることがあるのもしばしばである。

 

一番エクセルができるのではなく、一番見切りが速い

そんなわけで吉野の技術レベルというのは、実際はそんなに高くない

他の人より少し詳しいかもしれないけど、周りと変わらない程度のことも多い。 

 

ただ一点のみ他の人と違うことがあるとすれば、それは見切りの速さだ。

自分が分からないことに対する「見切り」が速いだけ

 

吉野は分からないことが出てくると、すぐにググる癖がある

そして、吉野レベルの分からないことではあれば、大体ググれば同じような悩みを抱えている人が出てくる。

なので、それを見れば大体解決できる

 

先ほどの若手の人たちもググっていることは多いので、吉野と実はやっていることは変わらない。

吉野はこのタイミングが他の人よりやや速いようだ

 

そして、このタイミングが速いか遅いかで自分の今のレベルが分かる

 

私はソクラテス

パソコン関係のトラブルを色々と請け負っていると、自分が「分からない」となる時は大体3パターンに分かれる。

  • 前に見たし、やったことあるけど、今は覚えていない
  • 知らないトラブルだけど、なんか設定のあのあたりをいじれは解決法が見当たりそう
  • 全く知らない現象

上の2つは少しいじれば思い出せることもあるが、せいぜい1~2分いじるだけ

見通しが立たなければ、そのくらいで自分で考えるのを諦めて調べに行く。

 

最後のトラブルに関しては、知らないのだから考えるだけ無駄。

さっさかグーグル先生に尋ねに行く。

 

じゃあなぜ見切りが速いかと言えば、「分からないとを分かっている。調べたほうが速く出そう」と経験的に知っているからである

ソクラテスの言う「無知の知」と同じだ。

 

「分からないことが分からない」からの脱却

職場での吉野はパソコン関係で一番頼りになるけど、パソコンに一番詳しいわけではない。

ただ「自分が分からないことは調べたほうが速い」と知っているだけだ。

 

他にも指導計画で悩んだ時は、すぐに指導案を調べに行く

「(単元名) 指導案」と打てば、それらしいのがたくさん出てくる。

 

そういうことを繰り返していると、だんだん「あ、分からないや」と判断できるスピードが上がってくる

以前は指導計画を延々悩んだり、パソコンをずっといじったりしたけど、最近は殆ど悩むにしても調べてからにしている。

 

子供の中にもずーっと考えている子がいるけど、それが大切な時もあれば、無駄なことしているなーと思うタイミングもある。

そういう時は「悩んでいても仕方ないから、友達に聞いたら?」と促したりしている。

 

ことわざに「下手の考え休むに似たり」という言葉があるように、延々と考えているだけだと、レベルが上がらないから、さっさと調べたほうがいい